ご存知無い方もそうでない方もいますが、実は私は大学4年生の時からCG制作会社で働いていました。当時勤めていた会社はオリジナル映画の制作に満身していました。私もスタッフとしてコンセプトアーティスト兼マットペインターを主な業務として日々厳しい時もありましたが充実した日々を送っていました。ですが、あまり諸般の事情で詳しくは書けませんが、色々な事情があり私は2年程務めた会社を去りました。紆余曲折の末転機となったのは書店で雑誌を見た事です。愛読していた作家兼バーマンの島地勝彦さんの記事を読んだ事でした。私は思わず会っていたいと思いサロンドシマジ行きました。格好良い島地さんを見て思わず私は久しぶりに油絵を描いてみようと思いました。島地さんの肖像画は出来が良かったので島地さんにプレゼントした所、島地さんは驚くと同時にとても喜んでくれました。それから暫くしてサロンドシマジに行くと、何と島地さんとバイヤーさんが待っていました。自分の事情を話すと「うちと契約して画家になってくれないか?」と言ってくれたのです。そして私は意を決して株式会社三越伊勢丹と契約しました。